育休のベストなタイミングは人によって変わる!
どうも!ポンコツパパです!
あなたは育休をどのくらい取りたいですか?
・嫁さんの職場復帰のタイミングに合わせて取りたい!
・実家には頼れないから、産後すぐに育休を開始したい!
などなど・・・
育休を取るタイミングと期間については、とても悩むところでしょう。
家族の事や仕事の事など、様々なことを考慮すると思います。
このページでは、育児休業がどういった制度なのか?
それを踏まえた上で、男性が育休を取るベストなタイミングは、いつなのかを解説したいと思います(^^)/
育休ってどんな制度?
1.育休を取るための条件は?
育児休業は育児介護休業法に定められている、労働者の権利です。
1才に満たない子を養育する労働者は、男女問わず取得出来ますし、正社員はもちろん、契約社員やアルバイトやパートの方も条件を満たせば、育休を取る事が出来るんです(^^)/
育児休業の根拠となる、育児介護休業法の一文をご覧下さい。
第五条労働者は、その養育する一歳に満たない子について、その事業主に申し出ることにより、育児休業をすることができる。ただし、期間を定めて雇用される者にあっては、次の各号のいずれにも該当するものに限り、当該申出をすることができる。一 当該事業主に引き続き雇用された期間が一年以上である者二 その養育する子が一歳六か月に達する日までに、その労働契約(労働契約が更新される場合にあっては、更新後のもの)が満了することが明らかでない者
こうやって法律の原文を見てみると、めっちゃ分かりにくいですよね(笑)
これだけ分かりにくいんだから、もっと砕いた日本語でもいい気がするけどなー( ̄∇ ̄)
簡単にまとめると
ってことです。
ポイントは全ての労働者に育休を取る権利があるということですね。
職業の種類を問わず、事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者(労働基準法第9条)
を言うそうです。
だから正社員はもちろん、契約社員やアルバイト、パートの方も育休を取る権利があるんです!
条件付きでも、アルバイトやパートの方も育休を取れるなんて、びっくりですよね(^ ^)
2.いつまでに勤務先に申告するか?
まず大前提として育休取得の申告は、育休開始希望日の1か月前までに勤務先に申告する必要があります。
育休開始希望日の1か月後までの好きな日にちを、勤務先が育休開始日として指定できるようになってしまうんです。
(例)
育休開始希望日 2月15日
育休申告日 2月1日
の場合、2月15日~3月15日までの間で、勤務先が育休開始日を指定できる。
希望日に育休を開始したければ、1月15日以前に勤務先に申告しなければいけないんです。
例の如く、育児介護休業法の原文も載せておきます。
6条 育児休業申出があった場合における事業主の義務等
事業主は、労働者からの育児休業申出があった場合において、当該育児休業申出に係る育児休業開始予定日とされた日が当該育児休業申出があった日の翌日から起算して 1 月(前条第 3 項又は第 4 項 の規定による申出にあっては 2 週間)を経過する日(以下この項において「1 月等経過日」という。) 前の日であるときは、厚生労働省令で定めるところにより、当該育児休業開始予定日とされた日から 当該 1 月等経過日(当該育児休業申出があった日までに、出産予定日前に子が出生したことその他の 厚生労働省令で定める事由が生じた場合にあっては、当該 1 月等経過日前の日で厚生労働省令で定める日)までの間のいずれかの日を当該育児休業開始予定日として指定することができる。
・・・カッコ書き多過ぎない?!(笑)
ワザとやってんのかって思うくらい、分かりにくいっすね((((;゚Д゚)))))))
それにしても
希望日から育休を取れなかった・・・
なんてことになったら嫁さんから失望されること間違いなし(笑)
だから必ず希望日の1か月前までには申告して下さいね(^^)
トラブル防止の為に、申告内容、申告した相手の名前、日時をメモしておくことをオススメします(^ ^)
3.育休を取れる期間は?
育休は、子の出世日から1才の誕生日まで取ることが出来ます。
※ 子の誕生日が2019年4月1日の場合、
2019年4月1日~2020年3月31日まで
育休を取ることが出来ます。
ただし1年経っても、保育園に入れないなどの理由があれば最大2年間まで延長が可能となります。
第九条育児休業申出をした労働者がその期間中は育児休業をすることができる期間(以下「育児休業期間」という。)は、育児休業開始予定日とされた日から育児休業終了予定日とされた日(第七条第三項の規定により当該育児休業終了予定日が変更された場合にあっては、その変更後の育児休業終了予定日とされた日。次項において同じ。)までの間とする。2 次の各号に掲げるいずれかの事情が生じた場合には、育児休業期間は、前項の規定にかかわらず、当該事情が生じた日(第三号に掲げる事情が生じた場合にあっては、その前日)に終了する。一 育児休業終了予定日とされた日の前日までに、子の死亡その他の労働者が育児休業申出に係る子を養育しないこととなった事由として厚生労働省令で定める事由が生じたこと。二 育児休業終了予定日とされた日の前日までに、育児休業申出に係る子が一歳(第五条第三項の規定による申出により育児休業をしている場合にあっては一歳六か月、同条第四項の規定による申出により育児休業をしている場合にあっては二歳)に達したこと。三 育児休業終了予定日とされた日までに、育児休業申出をした労働者について、労働基準法第六十五条第一項若しくは第二項の規定により休業する期間、第十五条第一項に規定する介護休業期間又は新たな育児休業期間が始まったこと。
いや~実に分かりにくい(笑)
アンダーラインと太線だけでも見てみて下さいm(__)m
ポンコツなりに噛み砕いてご説明します(^ ^)
ただし、
1.育休中に子が亡くなったり、子を養育しなくなったりしたら育休も終了しますよ~
2.子が1才になったら育休は終了しますよ~(保育園に入れないなどの理由があれば1才6か月まで、最大2才まで延長できるけどね~)
3.育休中に介護や、新しい育休が始まったら現在の子に対しての育休は終了しますよ~
ってことです。
・・・噛み砕き過ぎ?(笑)
2.にあるように、育休を取れる期間は原則子が1才になるまでですが、これを1才2か月まで延長できる制度が存在するんです。
それがパパ・ママ育休プラスという制度です。
4.育休は何回取れるの?
育休の取得は、原則1人の子につき1回であり、連続したひとまとまりの期間しか取れません。
ただし条件を満たしたパパは、育休を2回取れるようになります。
育児休業の再度取得の特例、いわゆるパパ休暇という制度です。
5.パパ休暇とパパ・ママ育休プラスって?
パパ休暇という制度は、女性の職場復帰を手助けすることを目的に、条件を満たした男性が特例として、同じ子に対しての育休をもう1度取れるようになるという制度です。
そしてパパ・ママ育休プラスという制度は、父母共に育休を取ると、育休取得可能期間が1才2か月まで延長出来るという制度です。
この2つの制度については、↓の記事にまとめておきましたので必ずご確認下さい(^^)/
パパママ育休プラスとパパ休暇ってどんな制度?
ボクが取った育休期間と理由
ボクの場合、産後に嫁さんが退院する日から4か月間育休を取りました。
嫁さんの入院中は、出来る事が少ないのかなと思い、赤ちゃんを我が家に迎え入れる日から育休をスタートしたいと思いました。
しかし今思えば、産後は嫁さんのサポートや家の掃除、役所や勤務先への書類の提出などやる事が沢山あるので、出産日からスタートした方が良かったかな?とも思いました(^_^;)
しかも我が家は、予定日より4日ほど早い出産となりました。
それに伴い育休開始も早まったので、余計にバタバタしてしまいました。
具体的に産後は何をすればいいの?という方は、こちらに詳しくまとめてありますので是非ご覧下さい(^^)
産後に男がすべきこと。いよいよ育休スタート!
勤務先としても、ボクが予定より早く育休に入ったので、慌ただしかったかもしれませんが、そこは柔軟に対応してくれました。
まあ柔軟に対応してくれないと困るんですけどね。
次に、なぜ4か月間なのか?の説明に入りますね。
嫁さんからは、
「産後は出産で消耗しているし、夜泣きが落ち着くのが3か月程度と見込んで、最低3か月は育休を取ってほしい」
と言われていました。
ですがボクの勤め先では、男性の育休がとても珍しい事だったので、3か月も育休を取らせてくれないんじゃないか?と考えました。
ボクの勤め先でも長らく人手不足が問題となっている状況でした。
そんな中、会社としても出来るだけ欠員は避けたいでしょうから、早く復職させるために交渉してくると思ったんです。
育休は労働者の権利なので、本来は会社がとやかく言う事は出来ません。
しかし、男性の育休が浸透しておらず、人手不足に悩まされる会社がとやかく言ってくるのは、ある程度仕方のない事なのかなと思います。
とは言ってもこちらも状況が状況ですし、譲歩するつもりは毛頭ありません( *`ω´)
希望通り育休を取る為に、申告の仕方を少し工夫しました。
察しの良い方はお気付きでしょうか?
そうです。
交渉される可能性を考慮して、あえて最初に4か月取りたいと高めの球を投げて、抵抗されたら
「もう、、、じゃあ3か月でいいですよ!!」
とプリプリ怒って言ってやろうと思ってたんです!
要は、はったりを効かせたわけですね(笑)
しかし意外にも、ボクの申告を受け、て上司は口をあんぐりさせていただけ・・・
30秒ほど沈黙した後、上司は「了解した」と言っただけでした(笑)
ボクは全力で会社と戦う気持ちを持って申告しました・・・
しかし交渉はもちろん、抵抗も全くされなかったので少し拍子抜けしましたね(笑)
その為、無事に育休を4か月取る事が出来ました( ´ ▽ ` )
最近、育休の話題が増えてるし、ボクみたいに「言ってみたら意外とすんなり取れた!」なんてパターンは多い気がする・・・
出産前には、勤務先への申告の他にもやるべき事が沢山あります。
出産前に男性がすべき事はこちらにまとめておきましたので、不安な方は是非ご覧下さい。
産前に男がすべきこと
男性が育休を取るベストなタイミングとは?
以上を踏まえた上で、男性が育休を取るベストなタイミングとはいつなのでしょうか?
男が育休を取るメリットは様々ありますが、その中でも嫁さんの身体を休ませてあげる、というのが大きなメリットの1つだと思います。
特に1番しんどいのは、出産で心身共に消耗している産後すぐ〜夜泣きが落ち着くまでです。
夜泣きは赤ちゃんによって個人差がありますが、大体3か月前後で落ち着く事が多いようです。
但し2才になっても夜泣きしていた〜なんてご家庭もあるので、あくまでも目安として捉えて下さい(^ ^)
以上の事から、男性が育休を取るなら産後すぐ〜3か月以上がベストなタイミングと期間だと思います!!
少なくとも2か月は取っておいた方が安心ですかね〜。
2〜3か月ぐらいだったら、出世に影響しない可能性も高いです!
何故かはこちらの記事でご確認を(`_´)ゞ
【必見】男の育休が出世に影響するかがわかる。法律的には?実際は?
只でさえしんどい夜泣き対応を、出産で消耗した身体で1人でやるなんてツラすぎますから(´;Д;`)
ボクなんて出産してないのに、夜泣き対応でおかしな事になってましたから・・・
その時の失敗談はこちら( ̄◇ ̄;)
パパの育休失敗談 夜泣き対応でキレる
産後〜夜泣きが落ち着くまでが、1番大事なタイミングですが、もうひとつ大切なタイミングもあります。
それは嫁さんの職場復帰〜1か月間です!
女性は長い人で、1年半以上ブランクが出来るんです。
そこから職場復帰するなんて・・・浦島太郎状態ですよね(笑)
それに加えて、職場復帰と合わせて、保育園に通わせるご家庭も多いと思います。
久しぶりの職場で覚える事が多い上に、保育園という新しい環境にも適応しないといけないんです。
この職場復帰〜1か月は、環境が変わり過ぎて、パニックになってしまう方も沢山います。
この期間も育休を取ってサポート出来るといいでね(^ ^)
産後すぐ+嫁さんの職場復帰の期間をサポートする為に、国で定めた制度もあるにはあります。
それがパパ休暇という制度です。
この制度は、産後8週間以内に育休を終えたパパが、もう1回育休を取る事が出来るという制度です。
原則、育休は1人の子に対して、1度しか取れませんが、このパパ休暇を使えばもう1度育休を取る事が出来るんです(^ ^)
パパママ育休プラスという制度も併せて、詳しくはこちらをご覧下さい!
パパママ育休プラスとパパ休暇ってどんな制度?
どうでしょう?
ご自分にとってベストなタイミングは見つかったでしょうか?
育休を取るベストなタイミングは、産後〜3か月以上と申し上げましたが、これは各ご家庭によって変わります。
実家など周りに頼れる場合は、産後すぐより職場復帰のタイミングで、取った方がいいかもしれません。
ですので嫁さんとよく話し合い、家計に与える影響も考えて、ベストなタイミングを見極めましょう(^ ^)
育休中のお金に関する話は↓にリンクを貼っときますので、是非ご覧下さい(^ ^)
育休中に雇用保険から支給される、育児休業給付金についてはこちら!
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