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パパママ育休プラスとパパ休暇ってどんな制度?


男性の育休推進の為の政策とは?

どうも、ポンコツパパ です!

 

近年話題となっている男性の育休も、取得率はまだまだ低い6.16%(H30年度)。

女性の82.2%(H30年度)と比べると雲泥の差ですね(~_~;)

 

現在の日本は人口減少に伴い、女性の社会進出も必要とされています。

その為に男性が育休を取る事で、少しでも多くの女性に職場復帰してもらいたい、という訳です。

 

まだまだ普及していない男性の育休取得を推進する為の政策として、主に2つの政策があります。

それがパパ休暇とパパママ育休プラス、という制度です。

 

今回はこの2つの政策について、分かりやすく説明いたしまっす( ̄^ ̄)ゞ

 

パパ休暇ってなに?

この制度は女性の職場復帰を手助けすることを目的に、条件を満たした男性が特例として、同じ子に対しての育休をもう1度取れるようになるという制度です。

 

条件として
・出生後8週間以内(ママの産後休暇中)にパパが育休を開始
・出生後8週間以内(ママの産後休暇中)にパパが育休を終了

以上2つの条件を満たしたパパは特例として、同じ子に対してもう1度育休を取れるようになります。

 

簡単に説明すると

赤ちゃんが生まれてから2か月以内に育休を取り終えて復職したパパは、もう1回育休を取ってもいいよ

という制度です。

 

2か月育休を取った後に、もう1度育休を取る・・・

女性の職場復帰をサポートするための制度といいますが、1回取るだけでも一苦労なのに、2回も育休を取らせてくれる企業が日本にどれだけあるんでしょうね・・・

 

ボクの勤め先で2回育休を取ると申告したら、上司もさすがに抵抗してきそうです(笑)

 

厚生労働省のHPも張り付けておきますので、併せて確認してみて下さいね~。

厚生労働省HP(パパ休暇、パパ・ママ育休プラス)リーフレット参照

 

パパ・ママ育休プラス制度

パパ・ママ育休プラスという制度についても見ていきましょう。

 

この制度は父母共に育休を取ると、育休取得可能期間が1才2か月に延長されるという制度です。

しかし少々ややこしい制度の為、個人的には使いにくい制度だなと思っています・・・

 

 

以下は〈厚生労働省HP-両親ともに育児休業する場合(パパ・ママ育休プラス)の特例‐〉より抜粋した文章です。

赤太字に注目してください。

両親ともに育児休業する場合で、次のいずれにも該当する場合には、育児休業の対象となる子の年齢が、原則 1 歳に満たない子から原則1歳2か月に満たない子に延長されます。
① 育児休業を取得しようとする労働者(以下「本人」)の配偶者が、子の 1 歳に達する日(1 歳の誕生日の前日)以前において育児休業をしていること
② 本人の育児休業開始予定日が、子の 1 歳の誕生日以前であること
本人の育児休業開始予定日が、配偶者がしている育児休業の初日以降であること
育児休業が取得できる期間(女性の場合は、出生日以後の産前・産後休業期間含む。)は、これまでどおり1年間です。

 

皆様お分かりでしょうか?ボクが使いにくい制度だと思う理由は

 

育児休業が取得できる期間(女性の場合、産後休業期間を含む)はこれまでどおり1年間です。
 
 
という一文です。
 
 
???
 
 
1才2か月まで延長できるって書いてあるのに、育児休業が取得できる期間はこれまでどおり1年間ですって・・・どういうこと??
 
って思いません?
 
 
これ実は、
 
育休を取れる期間は1才2か月に伸びるけど、
 
育休を取れる日数は365日(1年間)のまま(女性の場合、産後休業を含む1年間)
 
ということなんです。
 
 
だから
 
1才までに365日育休を取れますよー
 
1才2か月までに365日育休を取れますよー
 
となっただけです。
 
 
 
要するに1年2か月間まとめて育休を取れるわけではない!!ということです。
 
 
さらに 本人の育児休業開始予定日が、配偶者がしている育児休業の初日以降であることという謎の条件も付いています(;´Д`)

 

 

以上を踏まえて1年2か月まで育休を取るなら、3つ方法がありますので、問題点も併せてまとめてみました。
 

パターン1
パパの育休をママの育休開始後に取る(注:産休後ではなくママの育休開始後)→パパの育休を1年2か月まで延長

問題点  実家などに頼れないご家庭は、1番サポートが必要な産後すぐの2か月間を、ママが1人で育児をしなければいけなくなることです。
逆に言えば、産後休暇中に実家などに頼れる場合は有効な方法。

 

パターン2
パパの育休取得後、ママが2か月間職場復帰してから、ママの育休を開始する→ママの育休を1年2か月まで延長

問題点 ママが1度復職してから育休を取らなければならないことです。育休をとれる日数は増えないので、最低でも2ヶ月労働しないと1年2ヶ月まで、育休を延長することは出来ません。

 

パターン3
パパママ育休プラス制度とパパ休暇制度を併用する→パパの2回目の育休を1年2か月まで延長

問題点  産後の嫁さんをサポートするのに8週間じゃ短すぎるのと、育休2回取るの大変じゃね?てことです(笑)何度も言いますが1回取るだけでも苦労したのに2回取るってかなりハードル高いですよね。

 

具体的な育休取得例は-厚生労働省HP両親ともに育児休業する場合(パパママ育休プラス)の特例-をご覧下さい

 

こんなんじゃ女性の職場復帰の助けにならない!?

改めてポイントをおさらいしましょー

・1年2か月まで育休を延長出来るのは配偶者より後に育休を取った人だけ

・育休を取れる期間が延長されるだけで、日数は365日で変わらない(産後休暇を含める)

 

どうでしょう?

こうして見ると上にあげたパターンは、どれも小さくない欠点があると思います。
 
 

個人的には、パターン1以外は現実的じゃないと思います(実家などに頼らない人はパターン1すら使えません(・・;))

パターン2なんかママが2か月だけ復職するなんて、ママにも会社にもメリットがあるように思えません。

 

こんなややこしいことをするくらいなら、人気の保育園に申請して入園出来なかったと申告して、2才まで延長すればいっか・・・

て思っちゃいますよね〜(笑)

 

実際に育休を取った身としては、

  1. 1.産後4~6か月間

    2.嫁さんの職場復帰後1~2か月間

は、嫁さんへのサポートが特に必要だと感じました。

 

1は出産で消耗している嫁さんの体力回復&心身共に追い込まれる夜泣き対応の為。

2は職場復帰によるストレス軽減の為。

 

この期間で嫁さんをサポート出来るような政策を作れれば、多少は女性の職場復帰の助けになると思います。

 

 

その為、産後8週間(2か月)以内で1度職場復帰をしないといけないパパ休暇も、育休の取得期間が増えるだけで取得日数が増えないパパママ育休プラスも、女性の職場復帰を促すには不十分な政策だと思います(T ^ T)

 

 

夜泣き対応って本当にしんどいんですよ・・・

ボクなんか出産で消耗していないのに、キレてしまいましたから・・・

その時のお話はこちらの記事にまとめましたので、よろしければ是非ご覧くださいm(__)m

パパの育休失敗談 夜泣き対応でキレる

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