どうも、ポンコツパパです!
男性の育休推進を目的とした、パパママ育休プラスという制度。
男性が育休を取りやすいように、色々な制度を作るのは大賛成なのですが、このパパママ育休プラスは少々使いづらい制度だと思います。
そこで今回はパパママ育休プラスの問題点と、ボクなりの改善案を提案したいと思います。
ちょっとちょっと!そもそもパパママ育休プラスってどんな制度なのか教えてよ~
簡単に説明するとパパママ育休プラスとは
というものです。
もう少し詳しく知りたい!という方は、パパママ育休プラスとパパ休暇ってどんな制度?をご覧下さい。
それでは問題点から話をさせて頂きます。
1.パパママ育休プラスの問題点とは?
2.パパママ育休プラスの改善案
3.まとめ
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1.パパママ育休プラスの問題点とは?
それはパパママ育休プラスとパパ休暇ってどんな制度?でも指摘してる通り、2つあります
2.育休を取れる日数は1年間(365日)で変わらない
後から取った側の育休が、子供の1才2ヶ月になるまで延長されますが、育休を取れる日数自体は1年間(365日)で変わらないという事です。(ママの場合は産休を含んだ1年間です。)
以下、厚生労働省HPリーフレットから引用
〇 「パパ・ママ育休プラス」は、両親がともに育児休業をする場合に、以下の要件を満たした場合には、育児休業の対象となる子の年齢が、1歳2か月にまで延長される制度です。
〇 要件
1 配偶者が子が1歳に達するまでに育児休業を取得していること
2 本人の育児休業開始予定日が、子の1歳の誕生日以前であること
3 本人の育児休業開始予定日は、配偶者がしている育児休業の初日以降であること
〇 1人当たりの育休取得可能最大日数(産後休業含め1年間)は変わりません。
赤青のアンダーラインを引いたところが、問題点です。
特に1人当たりの育休取得可能最大日数(産後休業含め1年間)は変わりません。という一文が問題です。
育休を取れる期間は伸びたけど、育休を取れる日数は変わらないので、1才2か月まで続けて育休を取れるわけではないという事です。
上記2つの条件がなぜ問題なのか?
1才2か月まで延長する際の、具体的な3つのパターンに分けて説明します。
パターン1 |
問題点 実家などに頼れないご家庭は、1番サポートが必要な産後すぐの2か月間を、ママが1人で育児をしなければいけなくなる。これでは育休を取る意味がかなり薄れるのでは?
逆に言えば、産後休暇中に実家などに頼れる場合は有効な方法。
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パターン2 |
問題点 ママが1度復職してから育休を取らなければならない。育休をとれる日数は増えないので、最低でも2ヶ月労働しないと1年2ヶ月まで、育休を延長することは出来ない。こんなことをしてまで1歳2か月まで育休延長をする必要があるのか疑問。 |
パターン3 |
問題点 産後の嫁さんをサポートするのに1度目の育休が8週間じゃ短すぎる+育休2回取るの大変じゃない?てことです(笑)1回取るだけでも苦労したのに2回取るってかなりハードル高い。しかし育休に対して寛容な会社に勤めているならば有効。 |
パターン3のように、パパママ育休プラス制度を補完する制度として、パパ休暇という制度もあります。
パパ休暇は産後休業(8週間)内に1回目の育休を終えたパパが、もう1度育休を取れるようになるという制度です。
パパママ育休プラス制度とパパ休暇を併用することで、〈産後の嫁さんのサポート+その後の育児や嫁さんの復職時のサポート〉が可能となりますが、育休を2回取らなければならないというパターン2と同じ致命的な欠陥があります。
育休取って復職してまた育休取って・・・これが会社の利益や労働者のキャリアにとって良いことだとは思えません。
そのため、次でパパママ育休プラスの改善案を提案したいと思います。
2.パパママ育休プラスの改善案
〇 「パパ・ママ育休プラス」は、以下の要件を満たした場合には、パパママ共に育児休業給付金の支給額を7か月目以降も67%とする制度です。
〇 要件 本人と配偶者が、子が1歳に達するまでに育児休業を取得していること
ボクの改善案1ではそもそものメリットを、期間延長から給付金の増額に変更してしまおうという案です。
というのも実際に育休を取った身として思うのは、育休期間を1才から1才2か月まで延長することに大した魅力を感じないということです。
夫婦が揃って育休を取ると、それだけ収入が落ちます。
だから赤ちゃんとの新生活で上がる生活費を、補助してくれた方がはるかに魅力的です。
育児休業給付金は育休取得7か月目以降は支給額が50%に減ってしまいます。それを夫婦で育休を取ることで、7か月目以降も67%支給されるなら、男性の育休がかなり促進されると思います。
本音を言えば、100%支給してほしいぐらいですがね・・・。
一方で夫婦で育休を取るメリットを、どうしても期間の延長にしたいのならば次のようにする必要があります。
〇 「パパ・ママ育休プラス」は、以下の要件を満たした場合には、育児休業の対象となる子の年齢が、1才2か月になるまで延長される制度です。
〇 要件
1 配偶者が子が1才に達するまでに育児休業を取得していること
2 本人の育児休業開始予定日が、子の1才の誕生日以前であること
3 本人の育児休業開始予定日は、配偶者がしている育児休業の初日以降であること
〇 1人当たりの育休取得可能最大日数(産後休業含め1年間)は変わりません。
そうです、これらの問題の項目を2つ削除しただけです。
この2つがあるだけで、産後の1番サポートが必要な時期に育休を取れなかったり、夫婦どちらかが2回育休を取る必要が出てきてしまいます。
これでは男性の育休推進なんてできるわけがありません。
3.まとめ
○パパママ育休プラスの問題点は2つ
1.後から育休を取った側の育休期間しか延長されないという事
2.延長されたとしても1才2か月になるまでしか取れないという事
○パパママ育休プラスの改善案は2つ
改善案1 制度として、そもそもののメリットを期間延長ではなく、給付金増額に変更する
改善案2 制度としてのメリットを期間延長にするならば、問題点であげた2つの条件を撤廃する
こんなところですね。
今ある制度をどうしたらもっと良くなるか?を考えていたら、なんだか楽しくなってきました(笑)これからも育休制度の改善案を提案していきたいと思います(^^)
男性の育休取得を推進するためには、今の制度ではまだまだ不十分です。
これからは育休を取る人に対してはもちろん、育休を取らない人にも相応の手当てを支給するべきだと思います。その理由と根拠、手当の詳細も記事にしましたので、よかったら覗いてみて下さい↓。
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