育休エンジニアblog

育休エンジニアblog

男性の育休を義務化したら世の中どうなるのか・・・検証してみよ~


男性の育休義務化は必要?

どうも、ポンコツパパです!

 

今回は、巷で話題となっている男性の育休義務化について、お話したいと思います。

 

男性の育休義務化は、自民党の議員らが、男性の育休義務化についての法案を国会に提出する為に有志の議連を立ち上げた事により、話題となりました。

 

男性国会議員が育休を取ったり、育休義務化の為の議連を立ち上げたりしているのを見ると、時代の変化を感じますよね〜。

 

ボクの先輩が8年ほど前に育休を申請した時

「男は働いて家庭を支えるもんだ!」

と上司に言われ取り付く暇もなく、泣く泣く育休を諦めた。

なんてこともあったそうです。

つい8年前の話ですよ?

 

そう考えると、世の中の育休に対しての考え方が変わってきた時期に、育休を取ったボクはつくづく運が良いなと思いました。

ありがたや〜ありがたや〜(笑)

 

そもそも育休って何?産休とは何が違うの?と疑問をお持ちの方はこちらをご覧下さいm(__)m

育休と産休の違いって?男は産休取れませんよ〜

 

それにしても男性の育休義務化・・・ツッコミどころが多くてインパクトのあるタイトルですよね(笑)

この男性の育休義務化を実際に行ったら世の中どうなるのか?を検証してみましょう(^ ^)

 

前提として・・・

育休は男女問わず取る事が出来て、原則1年間取得可能な休暇です。

1年以内でどれくらいの期間取るかは、申請者の自由ですが、今回は全ての男性労働者が1年間育休を取ると仮定して、考えてみましょうか。

 

育休制度について詳しく知りたいよ!という方はこちらで確認してみて下さいd( ̄  ̄)

男の育休のベストなタイミングと期間は?いつからいつまで取ればいい?

 

男性の育休を義務化したら世の中回るのか?

2018年の年間出生数      921,000人  
15〜65歳までの就業者人口 66,640,000人

ちなみに出産時に離婚している夫婦の数は、調べてもデータが出てこなかったので、産まれた赤ちゃんと同じ人数の男性社員が休むものとしましょう(^^;

 

こう考えると、

労働人口66,640,000人の内

921,000人

の男性社員が1年間休職することになります。

すんごいざっくり計算ですけどねー(笑)

 

そうすると約1.3%の労働者が休職することになります。

・・・

・・・

・・・

1.3%くらいなら、なんとか仕事回せそうじゃない?!

と思ってしまうのボクだけですかね?(笑)

 

100人の従業員がいる会社で年間1.3人前後

1,000人の従業員がいる会社で年間13人前後

・・・

絶対何とかなるでしょ!?て思いますよね((;゚Д゚)

 

もちろん従業員の少ない零細企業はキツイかもしれませんけど、規模の大きい会社はその気になれば何とでもなる数だと思うんですよね〜。

 

育休取得者の抜けた穴を埋める為の制度を整えたり、余計な会議を減らしてムダな仕事を減らしたり。

その気になればまだまだ会社が出来る事って、沢山あると思うんです。

 

今後確実に人手が減っていく日本の現状を考えると、どんどん人取り合戦が激しくなっていきます。

そんな時、労働者はより良い条件を求めて会社を選びます。

 

福利厚生を整えて、従業員にコストをかける会社とかけない会社。

どちらが選ばれるかは言わずもがなですよね。

 

今こそ男性の育休取得を始めとした、福利厚生を整えて人材を確保し、新しい事業にチャレンジする!なんて会社と出会えれば、労働者のモチベーションも上がりますよね(`_´)ゞ

 

しかし現実は、男性の育休取得に前向きな企業が増えてきたとはいえ、まだまだ浸透しているとは言えません。

 

男性の育休義務化を成功させるには

個人的には、男性の育休義務化というタイトルについては好印象を持っています。

 

男性の育休に対しての意識が低く、保守的な国民性の日本人に対しては、分かりやすくてショッキングなタイトルの方が注目されるからです。

 

まずは注目を集めて国民に意識させるという意味において、男性の育休義務化、特に義務化という言葉は効果的なんじゃないかなと思います。

 

「義務化なんて無理だろ、何馬鹿な事言ってんだよ」

 

と思わせればひとまずOKて感じですかね。

目的はとにかく注目を集めることです。

 

そしてこれからは、

1.出来る限りスピーディーに、男性の育休義務化についての草案をまとめ上げる事
2.沢山の意見を集めて、法案を洗練させる事。

が大事だと思います。

 

1.出来る限りスピーディーに、男性の育休義務化についての草案をまとめ上げる事

出来る限りスピーディーにする理由としては、注目されなくなった後もしくは忘れられた後では、法案が通りにくいからです。

鉄は熱いうちに打てってやつですね!

 

メディアは視聴率が取れるニュースを取り上げ、国会議員は票を取れる政策をするものです。

だから国民の関心が薄れたニュースはメディアに取り上げられなくなり、国会議員も手をつけたがらないのです。

 

要は国民の世論が少なからず、影響を与えるという事ですね。

だから出来る限りスピーディーに草案をまとめあげる事は、法案を国会に通す上でとても重要な事なんです!

2.沢山の意見を集めて、法案を洗練させる事

沢山の意見といっても、育休を取った事がある人達、経営者の経験がある人達の意見を多く取り入れるべきです。

 

育休を取った事がある人の中には、数日取った人もいれば、丸々1年間取った人もいます。

それぞれ違う会社、違う立場で育休を取っているので、なるべく多くの育休経験者の意見に耳を傾けるべきです。

ボクで良ければいつでもお力になりますよ〜(笑)

育休に関して、経験も知識もない人が作った法律が、理想だらけで実効性が全くない!となっては困るんです。

 

同時に経営者側からの意見も集めたいですね。それも出来れば中小企業の経営者の意見がいいでしょう。

大企業は従業員の数が多いので、何とでもカバー出来るんです。

それに比べて、中小零細企業は沢山の知恵とアイデアを絞り出さないと、男性に育休を取らせることは難しいでしょう。

日本の99%を占める中小企業が男性の育休を取れるようにならないと、男性の育休義務化なんて夢のまた夢ですよね( ̄▽ ̄;)

 

今後、男性の育休義務化を目指す議連の動きを注視する必要がありますね。

ポンコツの個人的見解

先程も申したように、男性の育休義務化というタイトルは悪くないと思います。

 

但しタイトル通りに法案を通す事は大反対です!!

 

男性の育休義務化・・・

インパクトがあるのは良いけど、ツッコミどころ多過ぎでしょ(笑)

 

育休を取りたい人もいれば、ガッツリ働いて稼ぎたい人もいるんです。

期間も含めて、多様なニーズに応えられる法案でなければなりません。

 

義務化は極端過ぎるので、

国民ひとりひとりの考え方が多様化する現在の日本では、選べる制度にすることが何より大切だと、ポンコツは思います。

上司や同僚等のパタハラが怖くて申請がしづらい・・・

自分の仕事を同僚に押し付けるようで申し訳ない・・・

なんてことが無い様にしなければいけません。

 

パタハラって何?と疑問に思った方はこちらの記事もチェックしてみて下さいm(__)m

【必見】男の育休が出世に影響するかがわかる。法律的には?実際は?

 

それと同時に、育休で抜けた人員の穴埋めをスムーズに出来るように、対策を練ることも必要ですね。

 

従業員同士の引継ぎ等のコミュニケーションはもちろんのこと、不必要な仕事を減らすことも必要になってくるかと思います。

要は育休を取っても、仕事が回りさえすればいいわけですからね。

 

ボクの意見以外でも、新しいアイデアって沢山あると思います。

国民の代表である国会議員には、是非とも沢山の意見を取り入れて、法案を洗練させて欲しいですね。

 

今回の議連の立ち上げが、男性の育休が浸透するきっかけになる事を切に願ってます。。。

この記事をSNSでシェア!

執筆

note

noteも書いてます!

育休に関すること、育児に関する疑問をnoteにまとめました。
こちらもぜひご覧ください(^^)

©2023.3 育休エンジニアblog