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男が育休取ったら会社に助成金が支払われる?|両立支援等助成金とは?


 

男の人が育休取ると会社に助成金が入るって本当?

本当です。

 

これは両立支援等助成金といって、男性が育休を取った企業に対して、助成金が支給される制度です。

 

2016年4月1日から始まった両立支援等助成金。

この両立支援等助成金には4種類のコースがあり、男性が育休を取った時に支払われるのは出生時両立支援コースです。

 

両立支援等助成金
1.出生時両立支援コース←この記事で説明するのはこれ
2.介護離職防止支援コース
3.育児休業等支援コース
4.再雇用者評価処遇支援コース

 

この記事では、男性が育休を取った際に会社に支給される、出生時両立支援コースについて説明します。

 

この記事の内容
1. 男性が育休を取ることで会社へ支払われる両立支援等助成金とは?
2.会社に助成金が支給される条件
3.会社に支払われる助成金の支給額

 

[author_box label=この記事を書いた人]

 

1.男性が育休を取ることで会社へ支払われる両立支援等助成金とは?

両立支援等助成金(出生時両立支援コース)とは、男性が育休を取ることで、国から会社に支払われる助成金です。

 

何で男の人だけなの?男女差別じゃないの!?

落ち着いてください(笑)

 

平成30年の男性の育休取得率は6.16%。対して女性の育休取得率は82.2%。

その差は実に75.6%。この男女格差を埋めるための対策の1つが、両立支援等助成金(出生時両立支援コース)です。

 

1番の目的は、男性も育休を取る事で女性がもっと働きやすい社会にする、ということです。

だから差別ではなく、男女関係なく育休を取る為の、公平な対策だとボクは考えています。

 

以下、厚生労働省HPより抜粋

趣旨

男性労働者が育児休業を取得しやすい職場風土作りに取り組み、男性労働者にその養育する 子の出生後8週間以内に開始する育児休業を利用させた事業主及び育児目的休暇を導入し男性 労働者に利用させた事業主に対して助成金を支給することにより、職業生活と家庭生活の両立 支援に関する事業主の取組を促し、もってその労働者の雇用の安定に資することを目的とする。

 

育休取得者に支給する育児休業給付金とは違い、両立支援等助成金は会社に支給することで、男性の育休取得を推進しています。

 

 

2.両立支援等助成金が支給される条件

 両立支援等助成金は年度内10人分まで受給することができます

受給するためには条件が4つあります。


4つ全ての条件に該当する会社のみ、受給対象となります。

 

条件1
2016/4/1〜男性労働者の育児休業の開始日の前日までに、次のいずれかのような取り組みを行ったこと。

ア 男性従業員を対象に、育休制度について資料などを使って周知した
イ 管理職が、子が生まれる男性従業員へ育休取得を勧めた
ウ 男性の育休取得についての管理職向けの研修の実施
条件2
雇用保険に加入している男性従業員が、子の出生から8週間以内に開始している連続14日以上(中小企業は連続5日以上)の育休を取得したこと

※ 同一の子に対して、育児休業を複数回取得している場合は、支給対象となるのはいずれか1回のみ。
※育児休業中に就業した場合は、労使合意の上であっても助成金は支払われない。
条件3
育児休業制度について労働協約または就業規則に規定しておくこと。
条件4
次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画を策定し、都道府県労働局長に届け出しておくこと。また策定した一般事業主行動計画を公表し、労働者に周知すること。

以上4つの条件を全て満たした会社は、助成金を受給することができます。

 

3.両立支援等助成金の受給額

気になる受給額は、中小企業か大企業かそして生産性要件によって変わります。

中小企業大企業の定義、生産性要件についてはこちらをご確認ください。

 

中小企業の場合

1人目の育休取得 57万円(72万円)
2人目以降の育休取得
  • 5日以上の育休=14.25万円(18万円)
  • 14日以上の育休=23.75万円(30万円)
  • 1か月以上の育休=33.25万円(42万円)

 

 

大企業の場合

1人目の育休取得 28.5万円(36万円)
2人目以降の育休取得
  • 14日以上の育休=14.25万円(18万円)
  • 1か月以上の育休=23.75万円(30万円)
  • 2か月以上の育休=33.25万円(42万円)

 

申請期限・申請先・必要書類について

厚生労働省HP出生時両立支援コースについて

こちらでご確認くださいm(__)m

 

まとめ

・男の育休取得で会社に支払われる助成金は、両立支援等助成金の出生時両立支援コース
・助成金を受給できるのは年度内10人まで
・受給するための4つ条件全てを満たさないと受給できない
・受給額は中小企業か大企業か、そして生産性要件によって変わる

 

以上で両立支援等助成金の、出生時両立支援コースについての説明を終わります。

 

男性が育休を取ることで、会社に助成金が支払われる・・・

育休を取るために、上司を説得する口実に使えるかもしれませんね(笑)

 

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